HGC211 スカイライン ジャパン ラジエター交換
エンジンオーバーホールされたお客様から、ラジエターもリフレッシュしたいとのご要望があり、社外品交換のご依頼をいただきました。
これが取り外した純正のラジエターですが、アッパーホース取付部に錆が発生しています。
洗浄液で中の錆を清掃する方法もありますが、経年劣化を考えると新品への交換をお奨め致します。
純正よりも若干サイズUPなので、高さを合わす為にカラーを使い位置調整を行います。今回採用したアルミラジエターは海外製の汎用品となりますが、価格も約3万円程度なのでコストを抑えれます。
ラジエター位置の仮合わせが完了すれば先にエンジンを搭載し、再度ラジエターを装着してみて、干渉が無いか確認を行います。
見た目のスッキリ感も重要なので、ラジエターと車体側の隙間を利用して、配線等を可能な限り隠していきます。
純正シュラウドはそのままでは装着できないのでステーを追加(黄色丸内)し、カップリングファンがラジエターに接触しそうでしたので、他車の流用で回避しました。
リザーブタンクは純正品を再利用せず、ピカピカの社外品をチョイスしました。
ラジエターキャップからの冷却水配管を短くしたいので、位置決めに悩みます。
ラジエターの真横に位置を決めたので、ステーにドリルで固定用の穴を加工してやります。
他の配管をリザーブタンク横に上手く逃がす事ができ、良い感じに装着する事ができたと思います。
ラジエターキャップは1.1K圧の新品に交換しました。これもCUSCO等の国内ブランドメーカーに拘らなければ、安価で購入する事が可能です。
クーラントを注入してラジエターやホース類に溜まったエアーを抜いてやり、液漏れが無いかを確認して作業完了となります。
思い入れや思い出が詰まった愛車を、末永く大事に乗っいただきたいので、エンジンルームを綺麗にしておく事は重要です。
ビジュアル重視の為だけではなく、旧車にありがちなオイル漏れ・冷却水漏れ・腐食によるクラック(亀裂)の早期発見に繋がります。