![エキマニ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s311e807cfd4b8d9c/image/id26afb9732f06ddc/version/1498452522/%E3%82%A8%E3%82%AD%E3%83%9E%E3%83%8B.jpg)
今回はエキマニ(タコ足)にサーモバンテージを装着する作業をご紹介させて頂きます。
皆さんがよくご存知の熱対策で一見簡単そうに見えるこの作業ですが、バンテージを等間隔で均一に隙間無く巻く為には、それなりの経験と技術が必要となります。
ステンレスエキマニは経年変化により部分的に割れてしまう事が多いですが、サーモバンテージの巻き方が悪い事により、早期でエキマニ割れを誘発してしまう場合があります。
原因として巻き方にムラがあったり隙間があると、そこから熱が放出され部分的に冷えてしまう事となり、エキマニの表面に温度差が発生してしまい、熱膨張率の違いにより亀裂が発生する事が稀にあります。
上記のような事を言うと『サーモバンテージなんか巻かない方がいいのでは?』と言われそうですが、AE86レビンの4AG 16バルブエンジンを例にとると、画像左赤丸内のようにエキマニのすぐ上部にディストリビューター(デスビ)があります。
ここには純正で遮熱板が装着されていますが、サーキット走行等のエンジン高回転が長時間に及ぶ場合、熱により樹脂製のデスビキャップが変形してしまい、接点接触不良によりプラグが失火してしまうケースもあります。
状況によってはプラグ失火による異状燃焼で、エンジンがダメージを受けてしまう事も考えられます。
上記の様な理由により遮熱板だけではカバーしきれない熱対策の為に、サーキット走行を行う車両にはサーモバンテージの装着をお勧め致します。
サーモバンテージ部品代 + 巻きつけ作業工賃は4気筒 5,000円(税抜)となります。
上記の作業工賃以外にエキマニやデスビ等の脱着工賃が別途かかります。