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セミレストア

GC10ハコスカ セミレストア記録簿 Vol.1


GC10ハコスカ 1回目

当作業はGC10ハコスカをセミレストアしていく過程を、数回に分けてご紹介させていただきます。

各画像はクリックすると、拡大表示されます。


GC10ハコスカ 1回目

当車両は以前のオーナーさんが修復中でしたが、パテを盛った下から錆(画像の黄色丸)が発生しており、下地処理がされていない事が予想されます。

 

GC10ハコスカ 1回目

腐食が懸念される箇所の塗装を剥離してみると、やはり錆のせいで穴が空いています。

 


GC10ハコスカ 1回目

穴が空いた箇所はパテで塞いでも、走行の振動等で塗装が割れる原因となるので、鉄板を加工して造形してやります。

 

GC10ハコスカ 1回目

ハンマーで叩いたり余分な箇所を切り取りながら、車体の形状に合うように加工していきます。

 

GC10ハコスカ 1回目

腐食した箇所の鉄板は切り取り、新規に制作したパネルを溶接で装着します。

 


GC10ハコスカ 1回目

施工前と施工中の画像を撮り忘れてしまいましたが、腐食があったので鉄板を溶接し再建しています。

 

GC10ハコスカ 1回目

運転席側のリアフェンダー下部も錆で腐食し、穴が空いています。

 

GC10ハコスカ 1回目

テールレンズ右側と同様に、鉄板を切り出して製作する事にします。

 


GC10ハコスカ 1回目

車体側の形状と合わせながら、鉄板を加工していきます。

 

GC10ハコスカ 1回目

なかなかいい感じの形状になってきました。

 

GC10ハコスカ 1回目

車体に仮り組みして形状の最終調整を行います。

 


GC10ハコスカ 1回目

リアフェンダー表側の鉄板を切断しました。奥側に裏面のパネルが見えますが、ここも錆が酷いので交換対象とします。


 

GC10ハコスカ 1回目

まずは鉄板を大まかなサイズに切り出します。

平らな形状なので簡単に製作できると思われたらそれは違います・・・

 

GC10ハコスカ 1回目

溝形状の部分も再現しますので、画像上のような作業を実施します。

 


GC10ハコスカ 1回目

いかがでしょうか?オリジナルの形状と遜色ない出来栄えです。

 

GC10ハコスカ 1回目

表面のパネルを溶接で車体側に接合します。

 

GC10ハコスカ 1回目

見た目の形状も違和感無く仕上がりました。

 


GC10ハコスカ 1回目

続いて裏面のパネルも溶接で接合します。

 

GC10ハコスカ 1回目

溶接で盛り上がったビード(溶接痕)を、グラインダーで削り落としてやります。

 

GC10ハコスカ 1回目

かなりフラットな状態となりました。僅かな段差(凹み部分)はパテ盛りで修復し、サフェーサーと塗装を施工すれば完了となります。

 

Vol.2に続く